マイクロデンティストリー ☆ 歯科用顕微鏡の導入 ☆
当院では日本顕微鏡歯科学会認定指導医の院長と日本顕微鏡歯科学会認定衛生士が手術用顕微鏡による治療を行っております。
手術用顕微鏡とはあまりまだなじみがない言葉だと思います。手術用顕微鏡とは耳鼻科から始まった拡大視野での治療に用いる顕微鏡です。
日本でも20年ほど前から導入され、歯科医療に実績を上げています。
歯科医療はとても細かい作業なので顕微鏡を用いた精密診療が良い事は明らかですが、手術用顕微鏡はまだ10%以下の普及率にとどまっています。
なぜかと言うと、一般的には取り扱いがこんなんで治療時間が長くなると歯科医師に敬遠されているからです。
当院では従来より人間工学的スタンスから治療を行っており、顕微鏡での治療は保険、自費問わずほぼ全ての治療に使用しています。
特に有効とされる神経の治療だけでなく虫歯の治療から歯石の除去に至るまで顕微鏡で治療を行う事で確実性がアップすると同時に最小限の侵襲で処置が可能となり、痛みや不快感までも軽減できます。詳しくは担当医にお尋ねください。
日本顕微鏡歯科学会認定指導医
院長が参加している日本顕微鏡歯科学会において指導医の認定制度が数年前にできました。
院長はその認定試験において 2018年に合格し、日本顕微鏡歯科学会認定指導医の認定証を頂きました。 これまで以上に患者さんの治療に当たることはもちろん、顕微鏡治療の普及拡大に勤めると共に後進の育成に力を注ぎたいと思います。
☆日本顕微鏡歯科学会認定医☆
いそざき歯科では日本顕微鏡歯科学会に参加し技術研鑽に努めています。日本顕微鏡歯科学会においては2010年より認定医制度を始めました。歯科医療においては一定の品質基準が必要ではあるものの、実際は各自がばらばらの基準で診療をしていました。学会では治療内容をビデオ公開し品質基準やその改善などを訴えて行こうと認定医制度を始めました。
2010年の第二回認定医審査に磯崎裕騎が受験し、認定証を頂きました。
これを機会にますます技術研鑽に磨きをかけて行こうと思います。
☆マイクロエンド☆
当院では治療の困難な神経の治療にも顕微鏡を使っています。マイクロエンドはマイクロスコープエンドドンティックスの略です。 神経の治療においては非常に見えにくい部分を治療するわけで、従来はほぼ手探りでした。ところが細くて長くて深い神経の治療において顕微鏡が非常に有効だとわかってきました。神経の治療において世界をリードするのはアメリカですが、アメリカで神経の治療をするのはほとんど専門医です。一般の歯科医師は神経の治療をあまりしません。その理由は訴訟です。高度な技術を要する神経の治療においては一般医の技術レベルが不足して訴訟につながるからです。 |
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日本においては普通に一般医が神経の治療をしますが、残念ながら治療成績がよいとは言えません。やはり神経の治療においては技術、経験、それに顕微鏡が欠かせないようです。ちなみにアメリカの神経の治療をする専門医の学会においてはほぼ100%の専門医が顕微鏡を使用しており、顕微鏡を使わないで神経の治療をする専門医はいません。 |
☆ マイクロスコープ+CT ☆
歯科用顕微鏡のことを一般にマイクロスコープと言います。CTは正式にはコンピューテッドトモグラフィーです。いわゆる断層撮影であり、歯科においてはパノラマも一種の断層撮影です。このマイクロスコープとCTを組み合わせた歯科治療が注目されています。現在大きな病院でしか認められていませんが、この組み合わせを高度先端医療と呼び別扱いされています。
歯科医療界では特別なCT利用により、一般医科のCTより被爆量が少なく効果的に応用されています。ただ、歯科用CTも医科と同様に非常に高額なためあまり普及しておりません。
その応用についていそざき歯科では別途必要な方には対応できますので適応症と思われる方は主治医までご相談ください。